超高靱性・準速硬性 ポリマーセメントモルタル
フィックスHDは、高強力ポリエチレン繊維とアクリルカチオン系特殊粉末樹脂を配合した、 プレミックスタイプの高靱性ポリマーセメントモルタルです。
高強力ポリエチレン繊維配合により、 靱性、曲げ強度、引張強度などを向上させ、ひび割れの低減とひずみ分散作用により、有害なひび割れに対しての 抑制効果が得られます。

荷姿
紛   体 HDファイバー
15kg/袋 100g/袋

配合及び材料使用量
配合 紛体 15kg
HDファイバー 100g
3.4kg〜3.65kg
塗厚別材料使用量(kg/u)

※1層の厚みは最大20mmまでとして下さい。
5mm 8.16
10mm 16.31
20mm 32.62
30mm 48.93
40mm 65.24
50mm 81.55
練上り量 9.26g
積算比重 1.631
m3使用量 1,630.8kg
(108セット)

 特 長
靱性補強効果 短繊維の高強力ポリエチレン繊維が、モルタル内で分散し、絡み合い一体化することで高い靱性補強効果が得られます。
ひび割れの抑制・分散効果 繊維高配合により引張強度向上にて応力集中を防ぎ、ひび割れ幅を小さく分散し、有害なひび割れに対しての抑制効果が得られます。
作業効率 プレミックスポリマーセメントモルタルであり、紛体と高強力ポリエチレン繊維と水を混練し、施工できます。
接着性 接着性に優れた特殊粉末樹脂の適正添加により、液体樹脂と変わらぬ接着力が得られます。

 用 途
◇ コンクリート構造物の欠損部断面修復
◇ 壁・床面全面補修
◇ 構造物の補修・補強

 施工要領
下地処理 脆弱部や付着物の除去、亀裂処理等断面修復材の性能が低下しないよう十分な下地処理を行って下さい。
プライマー処理 下地とフィックスHDとの接着を高めるため、ERボンド#55を塗布して下さい。
混  練 規定量を計量し、紛体とHDファイバーのみを入れ、ハンドミキサーやモルタルミキサーで空練する。
紛体とHDファイバーが均一に空練できた後に、規定量の水を加え撹拌する。
撹拌時間の目安は2分〜3分程度とする。
※ 材料が均一になったら、過度な撹拌はしないで下さい。
※ ハンドミキサーの羽根は、繊維用ミキサー羽根を推奨いたします。
塗り付け ERボンド#55に糸を引くようなタックが出た段階でフィックスHDを塗り付けます。
深い凹部がある場合は、先にその部分を充填した後コテで下地に薄く擦り付けます。その後、所定の厚みに塗り付けて下さい。
1層の厚みは最大20mmまでとして下さい。
モルタルの締り状態を確認し、適宜に金コテを用いて表面を平滑かつ緻密に仕上げて下さい。
養  生 雨水や直射日光を避けて1日以上養生して下さい。
施 工 図  

 施行実例 水路
下地処理後
ERボンド#55の塗布
混  練
塗り付け  
ERボンド#55の塗布
塗り付け・完工  

 施行実例 ポンプ基礎
施行前  
施行中
施行後  

性 能
試験項目 材齢 試験結果 試験方法
圧縮強度
(N/mm2)
3日 23.4 JIS A 1171
(ポリマーセメントモルタルの試験方法)
温度20℃
7日 43.7
28日 69.3
曲げ強度
(N/mm2)
試験方法
JIS A 1171
3日 5.3 JIS A 1171
(ポリマーセメントモルタルの試験方法)
温度20℃
7日 7.1
28日 18.6
接着強度
(N/mm2)
ERボンド#55を使用
3日 1.6 建研式 温度20℃
7日 7.1
28日 2.8
長さ変化率
(%)
28日 -0.036 JIS A 1129-3(ダイヤルゲージ法)
モルタル及びコンクリートの長さ変化試験方法
熱膨張係数
(×10-5/℃)
28日 1.10 JIS K 6911(熱硬化性プラスチック一般試験方法)
温度範囲(-20℃〜60℃)
静弾性係数
(kN/mm2)
28日 18.8 JIS A 1149
(コンクリートの静弾性係数試験方法)
曲げ靱性係数
(N/mm2)
28日 8.8 JSCE G 552
(綱繊維補強コンクリートのタフネス試験方法)
割裂引張強度
(N/mm2)
28日 6.0 JIS A 1113
(コンクリートの割裂引張試験方法)
透水量
(g)
28日 1.9 JIS A 1404(建築用センメト防水材試験方法)
水圧及び時間 : 0.3N/mm2×1時間
摩耗量
(g)
28日 2.7 JIS K 7204(摩耗輪による摩耗試験方法)
輪荷重 : 9.8N 摩耗輪 : H-22 1,000回転
表面水分量
(%)
1日 8.2 高周波容量式水分計
塗り厚20mm : 温度20℃
3日 5.3
上記は当社実験室で試験を行った結果であり、品質保証値ではありません。

 補強効果

 使用状の注意
 ■ ご使用に際してはSDS(安全データシート)をよく読んで下さい。
 ■ 製品は直射日光、湿気を避け気温5℃から35℃で保管して下さい。
 ■ 低温時、施工、養生中に気温5℃以下になることが考えられる場合は、凍害防止のため採暖を行っ
   て下さい。
 ■ 高温時、練り上がり温度は35℃以下(望ましくは30℃以下)になるように冷水等で調整して下さ
   い。
 ■ 長時間の直射日光が当たる場所や強風の場合はシート養生を行って下さい。
 ■ 混練に高速ミキサーを使用した場合は、エアの巻き込みにより強度が低下することがあります。
 ■ 混練にアルミ製の羽根は使用しないで下さい。
 ■ 練り水は水道水水質と同等のものを使用して下さい。不純物が硬化時間等に影響することがありま
   す。
 ■ 一度練った材料の練り返しはしないで下さい。
 ■ 開封した製品は、即日中に使い切るか、余った場合は性能低下の恐れがあるため、ビニール袋等に密
   封し、開封後1週間以内に使用して下さい。(性能低下の恐れがあります。)
 ■ 廃棄する場合は、許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託して下さい。
 ■ 本資料の技術情報は、当社の試験、研究に基づいたもので、信頼しうる情報と考えられます。しかし、
   記載の諸性能および特性などは、施工条件などにより本資料と異なる結果を生じることがあります。
 ■ 本資料の記載事項は予告なしに変更する場合がありますので、予めご了承下さい。