日本建築仕上材工業会登録 F☆☆☆☆ 
 カチオン系ポリマーセメントモルタル / 下地調整塗材
エレホン・プライマーシリーズは、特殊セメント系パウダーとカチオン系アクリルエマルジョンとを組み合わせた
ポリマーセメントモルタルです。
下地コンクリートの中性化を抑止するとともに、上塗材との接着を強固なものにします。

施工写真
  
  
  
  

品名 荷姿 製品概要・用途
A1プライマー
ハケ塗り用
29kgセット
25kg/袋 4kg/ポリ容器 ★ ハケ塗り用下地調整材

防水層、タイル、樹脂系塗料下地、金属下地など一般的に接着が懸念される 下地に対してモルタル・ポリマーセルント等を上塗りする際の中間接着プライマーとして使用します
(フィックスシリーズの標準接着プライマー)

その他改修工事における不陸調整を必要としない薄塗り用下地調整材として使用する

日本建築仕上材工業会
F☆☆☆☆ 登録番号1306013
A2プライマー
吹き付け用
29kgセット
25kg/袋 4kg/ポリ容器 ★ 吹き付け用下地調整材

主な用途としては、外壁改修における既存仕上げ材の上塗り用下地調整 として吹き付け施工に用いる。

既存のタイル面、吹付けタイル面、リシン等の下地に強力接着。

日本建築仕上材工業会
F☆☆☆☆ 登録番号1506049
A3プライマー
(標準)
コテ塗用
54kgセット
25kg×2袋 4kg/ポリ容器 ★ コテ塗り用下地調整材

改修工事において不陸調整を必要とする下地調整に用いる
塗り厚によって3タイプ
屋上防水改修・外壁改修・床改修(塗り床、張物下地等)・防食ライニング下地等
あらゆる改修工事の下地調整に!!

金属下地、合成樹脂塗料下地タイル下地等の上塗りにはA1プライマーの ハケ塗りを併用してください。


日本建築仕上材工業会
F☆☆☆☆ 登録番号1306014
A3プライマー
(標準)
コテ塗用
ハーフセット
25kg袋 2kg/ポリ容器
A3プライマー
しごき用S
1.0mm厚
54kgセット
25kg×2袋 4kg/ポリ容器
A3プライマー
しごき用
1.0mm〜3.0mm厚
54kgセット
25kg×2袋 4kg/ポリ容器

配合及び材料使用量
品名 A1
プライマー
A2
プライマー
A3プライマー
シゴキS シゴキ 標準
荷姿 29kgセット 29kgセット 54kgセット 54kgセット 54kgセット
配合 紛体 25kg 25kg 50kg 50kg 50kg
樹脂 ※1 4kg 4kg 4kg 4kg 4kg
6〜8kg
(2.5〜3.5kg) ※2
6〜8kg
(3.0〜4.0kg) ※2
8〜9kg ※3 8〜9kg ※3 5〜7kg ※3
練上り量
(g/セット)
19.61 20.00 31.75 32.26 30.30
積算比重 1.479 ※2 1.450 ※2 1.701 1.674 1.782
1m3 使用量 1,479kg 1,450kg 1,701kg 1,674kg 1,782kg
必要セット数 51セット 50セット 31.5セット 31セット 33セット
可能塗厚(mm) 0.7〜1.0 0.7〜1.0 1.0 1.0〜3.0 2.0〜10.0






使


(kg/u)
約0.7mm 1.00
(刷毛塗り)
1.00
(吹付け)
--- --- ---
1.0mm 1.69
(コテ塗り)
1.66
(コテ塗り)
1.70 1.68 ---
2.0mm --- --- --- 3.35 3.56
3.0mm --- --- --- 5.02 5.34
5.0mm --- --- --- --- 8.91
10.0mm --- --- --- --- 17.82
※1 エレホン・プライマーに使用する樹脂は、【ポリマーA】【ポリマーB】があり、JIS A6203−2000
(セメント混和用ポリマーディスパージョン)による品質規格を満たしています。
【ポリマーA】・カチオン系アクリル酸エステル樹脂合成高分子エマルジョン
【ポリマーB】・スチレン・ブタジエン共重合体ウマルジョン[SBR]
※2 A1・A2プライマーは、使用水量を調整することで、厚み1mm程度のコテシゴキ塗りが可能になります。
(コテシゴキ塗りの積算比重は、A1プライマーで1.682、A2プライマーで1.653です。)
※3 A3プライマー(ハーフ)セットの場合は水量を半分にしてご使用下さい。

 特 長
○ 下地の乾燥・湿潤を問わず、下地および上塗材に対して高い接着力を発揮します。
○ 下地コンクリートの中性化を抑止します。
○ 塗布面の吸水を抑えるため、吸水による塗装材の色むらがありません。
○ 施工方法や塗り厚により、タイプが選択できます。
○ 高密度なセメント硬化体とエマルジョンの造膜により仮防水機能を発揮します。
  (仮防水については、お問い合わせください)

 施工要領
下地の吸水がある場合(コンクリート打放し等) 下地の吸水なし(タイル下地・防水層等)
下地洗浄 下地を高圧洗浄機等で丁寧に洗浄します。
吸水調整
(必要に応じて行って下さい)
吸水のある下地の場合、吸水により材料の伸びが悪くにる上、ドライアウトを起こす可能性があります。
予め、下地を適度な湿潤状態にするか、エレホン・ERシーラーでシーラー処理を行って下さい。
(シーラー処理配合・・・エレホン・ERシーラー 1kg : 水 1.5g)

プライマー塗布 規定配合でよく攪拌したエレホン・プライマーを所定の方法で塗布します。
※1 塗布厚が2mmを超える場合は、A3プライマーを使用して下さい
※2 A3プライマーを塗布する際、より安定した性能を発揮させる為、事前にA1プライマーを塗布することをお勧めします。
A3プライマーを直接吸水下地に施工する場合は、原則シーラー処理を行って下さい。
養  生 仕上材塗布までの養生期間は、仕上材メーカーの仕様に従って下さい。

性  能
品名 A1
プライマー
A2
プライマー
A3プライマー JIS A 6916 : 2000
C-2,CM-2規格値
シゴキS シゴキ 標準
軟度変化(%) -0.4 -0.4 2.7 8.5 10.4 -20〜20
付着強さ
(N/mm2)
標準養生時 2.0 2.0 2.0 1.9 1.7 1.0以上
低温養生時 1.1 1.1 1.3 1.1 0.8 0.7以上
耐ひび割れ性 ひび割れなし ひび割れなし ひび割れなし ひび割れなし ひび割れなし ひび割れなし
耐衝撃性 ひび割れ、はがれなし ひび割れ、はがれなし ひび割れ、はがれなし ひび割れ、はがれなし ひび割れ、はがれなし ひび割れ、はがれなし
吸水量(g) 0.2 0.2 0.4 0.3 0.3 C-2:1.0以下
CM-2:2.0以下
耐久性(N/mm2
(複層仕上塗材)
割れ等なし
付着強さ 1.1
割れ等なし
付着強さ 1.2
割れ等なし
付着強さ 1.6
割れ等なし
付着強さ 1.4
割れ等なし
付着強さ 1.3
割れ、膨れ、はがれなし
付着強さ 1.0
耐久性(N/mm2
(陶磁器質タイル)
--- --- --- --- 1.4 CM-2
付着強さ0.6以上
曲げ強さ(N/mm2) --- --- 9.6 9.8 9.8 CM-2:5.0以上
圧縮強さ(N/mm2) --- --- 38.0 37.6 35.3 CM-2:10.0以上
透水量(ml/h --- --- --- --- 0.15 CM-2:0.5以下
長さ変化率(%) --- --- --- --- 0.05 CM-2:0.15以下

 使用上の注意
 ■ ご使用に際してはSDS(安全データシート)をよく読んで下さい。SDSの入手はご購入先へご依頼下さい。
 ■ SDSの入手は購入先へご依頼下さい。
 ■ 本製品は専用樹脂およびセメント系無機質紛体の組み合わせで形成されています。
  製品中のセメント成分の性質上、現場条件によっては白華現象(含有成分の析出)が起こる可能性があります。
   (施工後、完全硬化前に結露、雨水等の水分が付着しないように適切な養生を行って下さい。)
 ■ エレホンプライマーに専用樹脂(ポリマーA・ポリマーB)以外の樹脂は使用しないで下さい。
 ■ 他の骨材、混和材の混入は避けて下さい。
 ■ シーラー処理が不十分ですとドライアウトを防止できないことがあります。吸水の激しい下地は特にシーラー
  が乾燥した後水を吹きかけて、すぐに水を吸収しないことを確認して下さい。
 ■ 材料を攪拌する際は、低速ミキサーの使用を推奨いたします。
  (高速ミキサーでは空気を多く巻き込むため、物性が低下することがあります。
 ■ 気温が5℃以下になる場合は施工を避けて下さい。
 ■ 高温時の練り上がり温度は35℃以下になるよう、冷水等にて調整して下さい。望ましくは30℃以下となるように
  して下さい。
 ■ 物性低下の原因となりますので、一度練った材料の練り返しや練り水を過剰に加えないで下さい。
 ■ 練り水は水道水の水質と同等なものを使用し、洗い水の使用は異常効果
 ■ 紛体は湿度の低い場所にて、樹脂は直射日光を避け5℃〜35℃にて保管して下さい。
 ■ 低温時は凍害の恐れがありますので採暖やシート養生を行って下さい。
 ■ 施工後に長時間、直射日光や強風にさらされる場合は、シート養生を行って下さい。
 ■ 廃棄する場合は、許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託して下さい。
 ■ 万一目に入った場合は、速やかに多量の清水で洗浄し、直ちに専門医の診断を受けて下さい。
 ■ 飲み込んだ場合は、無理に吐かせず口内を洗浄後、医師の処置を受けて下さい。
 ■ 皮膚に付着した場合は、直ちに多量の清水で洗い落とし、湿疹や炎症の兆候が見受けられる場合は、医師の診療
   を受けて下さい。
 ■ 閉所にて使用する場合は、十分な換気をお行って下さい。
 ■ 本資料の技術情報は、当社の試験、研究に基づいたもので、信頼しうる情報と考えられます。しかし、
   記載の諸性能および特性などは、施工条件などにより本資料と異なる結果を生じることがあります。
 ■ 本資料の記載事項は予告なしに変更する場合がありますので、予めご了承下さい。