特 長 |
優れたコテ塗り作業性 |
ポリマーセメントモルタル特有のコテ塗り時のベタツキを無くしたため、短繊維高配合にも関わらず、
優れたコテ塗り作業性を有し、ダレにくく、厚塗りが可能です。 |
作 業 効 率 |
速硬タイプであるため、塗り継ぎまでの待ち時間が短く、冬場でも作業効率が上がります。 |
断面修復による補強効果 |
曲げ強度や靱性が高く、断面修復後の構造物の曲げ荷重に対する対抗力が高まります。
応力緩和作用が高く、振動や風荷重等を受ける用途においても、剥がれやひび割れが起こりにくくなっています。 |
ひび割れの抑制・分散効果 |
短繊維高配合による引張り強度向上で初期ひび割れが抑制され、短繊維が連続的に絡み合うことにより応力集中
を防ぎ、ひび割れを小さく分散させる効果があります。 |
耐衝撃性 |
短繊維量が多いため衝撃吸収能力が高く、割れ剥がれを抑制します。 |
耐摩耗性 |
超微粒子が微細な気孔を充填するため組織が緻密化し、耐摩耗性が向上しています。 |
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用 途
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水利構造物の補修、補強 |
農業用水路、発電用導水路、取水堰堤及び排砂路等 |
コンクリート橋等の補修、補強 |
橋台及び橋脚、床版、高欄等 |
その他コンクリート構造物の
断面補修、補強 |
通行車両等による変動荷重を受ける構造物、モーター等振動発生源周辺構造物等 |
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配合及び材料使用量
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配 合 |
紛 体 |
25kg |
Z混和液 |
1kg |
Zファイバー |
135g |
水 |
3.2kg〜3.7kg |
塗り厚別材料使用量 kg/u |
5mm |
9.0 |
10mm |
18.0 |
20mm |
36.0 |
30mm |
54.0 |
練上り量 |
14.5g |
積算比重 |
1.80 |
1m3使用量 |
69セット(1,803kg) |
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荷 姿 |
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紛体 25kg Z混和液 1kg Zファイバー135g |
施 工 要 領
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下地処理 |
脆弱部や付着物を除去、亀裂処理等断面修復の性能が低下しないよう十分な下地処理を行う。 |
接着剤塗布 |
下地と断面修復材との接着を高めるため、ERボンド#55を塗布する。 |
混 練 |
【ハンドミキサー混練】
1 容積が20g以上の円形容器にZ混和液及び水3.2kg〜3.7kgを入れる。
2 紛体を半分投入し、ハンドミキサーで混練しながらZファイバーの半分を入れ、さらによく
混練する。
3 残りの紛体を投入し、混練しながら残りのZファイバーを入れ、均一に混練する。
【モルタルミキサー混練】
1 モルタルミキサーの性能に見合った量の紛体を投入する。
2 混ぜながらZ混和液及び水を入れる。
3 2分程度混練した後、混練しながらZファイバーを少しずつ入れる。
4 そのご3分程度混練する。途中ミキサー側壁に付着した紛体やZファイバーをコテ等で
おとす。
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塗り付け |
ERボンド#55に糸をひくようなタックが出た段階でフテックスZSを塗りつける
凹部がある場合は、先にその部分を充填する。薄く擦り付けた後に所定の厚みに塗り付ける。
※一層の厚みは最大20mmまで
モルタルの締り状態を点検し、適宜金ゴテを用いて表面を平滑かつ緻密に仕上げる。 |
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使用上の注意 |
● 作業の際には、防塵マスク、ゴム手袋、保護眼鏡等の適切のな保護具を使用して下さい。
● 製品は直射日光、湿気を避けて5℃から35℃で保管して下さい。
● 練り水は、水道水水質同等のものを使用して下さい。
不純物が硬化時間等に影響を与える場合があります。
● 練り水は物性が低下するため、規定量を超えて加えないでいで下さい
● 物性が低下するため、一度練った材料の練り返しは絶対にしないで下さい。
● 目に入った場合は、直ちに水で数分間注意深く洗い、眼科医の診断を受けて下さい。
● 皮膚に付着した場合は、多量の水と石鹸で洗浄し、湿疹や炎症の兆候が見受けられる場合は、医師の治療を
受けて下さい。
● 飲み込んだ場合は、清浄な水で口の中を良く洗浄し、速やかに医師の手当てを受けて下さい。
● 廃棄する場合は、許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託して下さい。
● 施工条件、下地の状態、施工環境、気候等様々な要因で性能を十分に発揮できない場合がありすので、弊社
営業担当者へご相談下さい。 |