施工要領 |
固定穴・基礎型枠の準備 |
掘削穴に支柱を立てます |
型枠を設置します
(型枠の隙間等を速乾モルタル等で目止めして 下さい。) |
骨材の投入 |
支柱の垂直を取りつつ骨材を投入します |
骨材上面は平滑に均しておきます |
◇ PPS打設に用いる骨材については、使用骨材例にある粒径の骨材をご使用下さい。
砂もしくはそれに準ずる粒径の細骨材は使用しないで下さい。
◇ 掘削穴や型枠内に骨材を投入後、施工が終わるまでは雨水や洗い水等が溜まることがないよう養生や乾燥を行って打設をして下さい。
(材料分離や施工不良に繋がる恐れがあります。)
◇ 水が溜まった掘削穴や型枠内には打設しないで下さい。水が溜まっていることが確認された場合は、水を取り除いてから打設して下さい。
◇ ご使用される骨材が汚れている場合は接着不良を起こす恐れがあります。汚れが目立つ場合は水洗いをしてご使用下さい。
その際、過度に骨材が濡れていると余剰水が上面に集まります。骨材の表面を乾燥させてからご使用下さい。
使用骨材例 |
骨材 |
実績率(%) |
空隙率(%)PPS充填割合 |
2005(5〜20mmの骨材) |
58.02 |
41.98 |
4020(20〜40mmの骨材) |
57.59 |
42.41 |
2005:4020 = 1:1 等量配合 |
58.60 |
41.40 |
注) 上記はJIS A 1104 (骨材の単位容積質量及び実積率試験方法)に準じて、
当社実験室で試験を行った結果であり、全ての骨材に対応する数値ではございません。
尚、配合及び材料使用量では、実績率55%(空隙率45%)で計算しております。 |
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スラリー作製 |
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◇ 気温の高低に関わらず、即日解放の機能を持たせるため、非常に可使時間の短い製品です。
攪拌後は5分を目安にご使用下さい。
◇ 低温時、水量が多いと材料が分離することがあります。その場合は5.8ℓ以下の水量でご使用下さい。
◇ 低温時、施工、養生中に気温5℃以下になることが考えられる場合は、採暖を行って下さい。
◇ PPS使用時、気温10℃以上では硬化遅延剤をご使用下さい。PPMとは使用量が異なりますのでご注意下さい。
◇ 混練に高速ミキサーを使用した場合は、エアの巻き込みにより強度が低下することがあります。
◇ 混練にアルミ製の羽根は使用しないで下さい。
◇ 練り水は、水道水水質と同等のものを使用して下さい。不純物は、硬化時間等に影響することがあります。
◇ 一度練った材料の練り返しはしないで下さい。
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PPSの流し込み |
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◇ 攪拌後はPPSの硬化が速いので 速やかに流し込みます
◇ 攪拌充填後1時間前後は非常に高温になりますので、火傷等に十分ご注意下さい。 |
PPSもしくはPPM仕上 |
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◇ 手早くコテ押さえを行います 充填後10分前後で硬化が始まります。
◇ 3時間後にアンカー設置が可能です
◇ 長時間、直射日光が当たる場合や強風の場合は、シート養生を行って下さい。
◇ 低温時、施工、養生中に気温5℃以下になることが考えられる場合は、採暖を行って下さい。 |
PPM仕上の場合 |
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◇ PPMは攪拌開始から粉体と水がなじみ始めるまでに1分ほどを要します。
粉体と水がなじんだ後は、水を加えなくても材料が柔らかくなります。
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