水 硬 性 塗 膜 防 水 材
 エレホン・ソフテックEVAは、速硬性セメント粉体と特殊高分子エマルジョン(EVA系)を組み合わせた 水硬性塗膜防水材です。
硬化が早く、硬化後の塗膜は防水性・耐候性・亀裂追従性に優れ、RC構造物の屋上防水やベランダ防水等に適しています。

 特 長
▶ 水は透さず、空気もほとんど透さないため、コンクリートの中性化を抑止し、各種RC構造物の耐用年数を延長します。
▶ 速硬性セメントの使用により冬場でも硬化が早く、工期の短縮が可能です。
▶ コンクリートやモルタルはもちろん、各種下地との接着性に優れています。
▶ 有機溶剤による人体への影響や、火気による火災、爆発の心配がありません。

 用 途
 ▶ 屋上・ベランダ・浴室・トイレ・洗面所・地下外壁・二次製品ジョイント部・パイプ周り等の 防水工事に

 荷 姿
ソフテックEVA
13kg袋
EVA系エマルジョン
18kg缶
ERシーラー
18kg缶
4kgポリ容器
STクロス
101m×104.2p
STトップ
16kg缶

基 本 配 合 及
粉袋 13kg
樹脂 18kg
0〜0.8kg

 施 工 方 法
■下地処理 脆弱部や付着物の除去、亀裂処理等十分な下地処理を行う。
はつり・サンダーケレン・クラック処理・目地処理等
■素地調整
下地に不陸を伴う場合、素地調整を行う。
不陸1mm以内A1プライマー
不陸1mm〜3mm以内A3プライマーしごき用
不陸2mm〜10mm以内A3プライマー
不陸10mm以上フィックスシリーズ各種
■吸水調整 ERシーラー1重量部に対し水1.5重量部を容器に入れ、よく攪拌する。
ローラーやハケ等を用いてムラなく塗布する。(混合液で0.2kg/u)
塗布後1時間以上且つ指触乾燥した後、ソフテックEVAを塗布する。
■混  錬 EVA系エマルジョン18重量部に対し、ソフテックEVA粉体13重量部及び、水0〜0.8重量部の割合で ハンドミキサーを用いてよく混錬する。
■塗  布 コテやローラーで施工面に塗布する。
2回塗りを行う場合は、2〜5時間養生後、1回目と同じ手順にて塗布する。
乾燥が早い為、一度に使用できる量を混錬する。それでも乾燥が早い場合は、硬化遅延剤を使用する。
STクロスを貼る場合
STクロスを裁断、固定し、ソフテックEVAを0.5kg/u塗布する。(下塗り)
出隅、入隅、立ち上がり、役物の部分は小さいハケを用いて塗布する。
下塗り硬化後、ソフテックEVAを1.0kg/u塗布する。(中塗り)
中塗り硬化後、ソフテックEVAを0.7kg/u塗布する。(上塗り)
上塗り硬化後、用途に応じて保護モルタル(30mm以上)又は、STトップ2回塗り(0.15kg/u)を塗布す。
STクロスを貼らない場合
ソフテックEVAを1.0kg/u塗布する。(下塗り)
出隅、入隅、立ち上がり、役物の部分は小さいハケを用いて塗布する。
下塗り硬化後、ソフテックEVAを1.2kg/u塗布する。(上塗り)
上塗り硬化後、用途に応じて保護モルタル(30mm以上)又は、STトップ2回塗り(0.15kg/u)を塗布する。
■保護モルタル施工又はSTトップ塗布
保護モルタルを施工する場合
2〜5時間養生し、保護モルタルを30mm以上打設する。
STトップを施工する場合
2〜5時間養生し、STトップをローラーやハケで塗布する。(原液換算で0.15kg/u)
30分〜1時間養生し、再度STトップを塗布する。(原液換算で0.15kg/u)
STトップ塗布後、24時間以上養生する。
STトップの水希釈比は、グリーン・グレー・ブラウンは5〜10%、シルバーは2〜5%です。

 
 仕 様 図
・・・クロス無し・・・ ・・・施工間隔・・・
ERシーラー   1〜2時間
ソフテックEVA 下塗り 2〜5時間
ソフテックEVA 上塗り 2〜5時間
ERシーラー   1〜2時間
ソフテックEVA 下塗り 2〜5時間
ソフテックEVA 上塗り 2〜5時間
STトップ2回目  30分〜1時間
・・・クロス有り・・・
ERシーラー   1〜2時間
ソフテックEVA 下塗り 2〜5時間
ソフテックEVA 中塗り 2〜5時間
ソフテックEVA 上塗り 2〜5時間
ERシーラー   1〜2時間
ソフテックEVA 下塗り 2〜5時間
ソフテックEVA 中塗り 2〜5時間
ソフテックEVA 上塗り 2〜5時間
STトップ2回目  30分〜1時間
 使 用 上 の 注 意
■ ご使用に際してはSDS(安全データシート)をよく読んで下さい。
■ 製品は直射日光や湿気を避け、5℃〜35℃で保管て下さい。
■ 気温5℃以下となるような低温時、施工、養生中は凍害防止のための採暖を行って下さい。
■ 長時間直射日光があたる場合や強風の場合は、シート養生を行って下さい。
■ 混練には上水道水又はこれに準じる清水を使用して下さい。
  水に不純物が混じると硬化時間や性能に影響することがあります。
■ 一度練った材料の練り返しはしないで下さい。
■ 廃棄する場合は、許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託して下さい。
● 本資料の技術情報は、当社試験・研究に基づいたもので、信頼しうる情報と考えられます。
  しかし、記載の諸性能および特性などは、施工条件などにより本資料と異なる結果を生じることがあります。
● 本資料の記載事項は予告なく変更する場合がありますので、予めご了承下さい。