新旧打継用エポキシ系接着剤
エレホン・ERボンド#55は、コンクリート・モルタル・樹脂塗装剤等への打継ぎに使用する エポキシ系接着材(水希釈型)です。
湿潤・乾燥面のいずれにもすばらいしい性能を発揮し、弊社特殊セメントと下地を強固に接着します。
他のエポキシ系接着剤と異なり、水希釈する為、刷毛、ローラーで容易に塗布できます。
   
用 途
■ RC構造物補修時の断面修復材のプライマー
■ 工場床、暖房床、ガソリンスタンド床改修時のモルタル、コンクリートの打継ぎ用接着剤に
荷 姿
1.2kg SET
3.6kg SET
18kg SET
施 工 要 領
@  接着不良を防止するために、レイタンスや脆弱部の除去等十分な下地清掃を
 行って下さい。
A  溜ったり、こびりついた油は、デッキブラシ等を使って、洗浄液で良く洗い
 落して下さい。
 油汚れのひどい場合は、バーナー等で焼き落として下さい。
B  1 主剤と水をよく攪拌する。
 2 1で攪拌した溶液に硬化剤を加え、よく攪拌する。
配合比 主剤 硬化剤
5 1 2〜3
1.2kg set 1.0 0.2 0.4〜0.6
3.6kg set 3.0 0.6 1.2〜1.8
18kg set 15.0 3.0 6.0〜9.0
※ 混合後の可使時間は、夏期で約1時間、冬期で約2時間です。
※ 塗布量は塗布面の状況により異なります。はつり面は0.15kg/u〜0.2kg/u
  必要です。
C  ハケ等を用い、材料が凹部に溜らないように均一に塗って下さい。
D  上塗り材を掛ける目安は、ERボンド#55が乾かないうち且つ塗布後、
 タック(指で触ったとき糸を引く状態)が出てからとなります。
 ERボンド#55が乾いたり、タックが無くなった状態にて上塗り材を塗布すると
 接着不良となりますので、その場合は再塗布して下さい。
 ※タック発生時間の目安は塗布後、夏期で5分〜20分、冬期で15分〜30分です。
使 用 上 の 注 意 事 項
■ ご使用に際してはSDS(安全データシート)をよく読み、取り扱いには十分注意して下さい。
■ 取り扱い時には適切な保護具(ゴム手袋、保護衣、ゴーグル等)を着用下さい。
■ 製品は火気厳禁です。また、使用中は換気を行って下さい。
■ 主剤、硬化剤混合後は可使時間内に使用して下さい。一度混ぜたものは保存できません。
■ 混合物をIPA(イソプロピルアルコール)で希釈することができます。IPA希釈によりタック発生時間
  が早くなります。
  標準的な希釈方法の割合は、主剤5・硬化剤1・水2・IPA2となります。
  ※IPAの取り扱いには十分注意して下さい。
■ 施工・養生中に5℃以下になることが考えられる場合は、採暖を行い施工・養生温度を5℃以上に
  保って下さい。
■ 内容物の河川流出等環境への放出は避けて下さい。
■ 使用後は栓をし、通期の良い場所で保管して下さい。
■ 練り水は水道水水質と同等のものを使用して下さい。
■ 廃棄する場合は、許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託して下さい。
■ 弊社フィックスLSTSZSスピリットシリーズAD−2等は、ERボンド#55が専用接着剤
  となっています。
  ERボンド#55は弊社製モルタル材料に最適化された接着剤です。弊社製品以外のセメント系モルタル
  材料にも使用可能ですが、確認試験を行った上で御使用をお勧めいたします。

● 本資料の技術情報は、当社試験・研究に基づいたもので、信頼しうる情報と考えられます。
  しかし、記載の諸性能および特性などは、施工条件などにより本資料と異なる結果を生じることが
  あります。
● 本資料の記載事項は予告なく変更する場合がありますので、予めご了承下さい。