施工要領 |
下地処理
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脆弱部や付着物の除去、亀裂処理等断面修復の性能が低下しないように充分な下地処理を行って下さい。
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プライマー塗布
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下地とフィックスLS・EGとの接着を高めるため、ERボンド#55を塗布して下さい。
フィックスLS・EGの塗り継ぎで、下層が硬化している場合も同様にERボンド#55を塗布して下さい。
はつり面及び2層目以降の塗り継ぎは、ERシーラーを使用することもできます。
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混 練
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規定量を計量しハンドミキサーやモルタルミキサーで混練する。
混練時間はミキサーの種類や回転数、混練量などに応じて適宜調整する。
低速のハンドミキサーで混練する場合の目安は、必要水量を容器に入れ、紛体を分けて投入する方法により2〜3分程度。
低速のモルタルミキサーで混練する場合の目安は3〜4分程度
※練り始めは、配合された粉末樹脂が再乳化するまでに時間がかかるため硬い性状を示しますが、粉末樹脂が再乳化すると水を追加しなくても軟らかい性状を示します。
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塗り付け
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ERボンド#55の場合は、タック(糸を引くような粘り)が生じたことを確認し、
ERシーラーの場合は、指触乾燥したことを確認し、フィックスLS・EGを塗り付けます。
深い凹部がある場合は、先にその部分を充填する。薄く(5mm程度)シゴキ塗りした後、所定の厚みに塗り付けモルタルの締り状態を確認し、適宜コテ押さえを行って下さい。
1度の厚みの最大は20mmまでとして下さい。また、1日最大40mmまでとして下さい。
表面が乾燥色※になるまではERボンド#55を使用せずに塗り付継ぐことができますが、
下層の塗り継ぎ面を粗仕上げにし、塗り継ぎ時は充分にコテ厚をかけて材料を擦り付けて下さい。
※ 乾燥色とは表層部の水気が失われ白っぽくなった状態を指し、硬化後1.5時間から3時間程度が目安となり、硬化時間の早いものほど乾燥色になるのも早くなります。
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養 生
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直射日光や風雨を避けて1日以上養生して下さい。
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