日本建築仕上材工業会登録 F☆☆☆☆ |
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繊維補強型 超速硬性無収縮 ポリマーセメントモルタル |
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床や水路補修工事で要求される、早期開放性(速硬高強度)・耐磨耗性・耐衝撃性を有し、低温時でも確実に
要求性能が発揮できるように開発し、またエレホン独自の製造技術により、速硬性高強度モルタルでは有り得ない低価格化を実現した、
繊維補強型超速硬性無収縮ポリマーセメントモルタルです。 |
特 長 |
早期実用性 |
● 5℃以上であれば3〜6時間で実用強度に達します。 |
躯体と一体化 |
● 新旧打ち継ぎ用接着剤ERボンド#55を使用することにより、長期にわたり安定した接着力が得られます。 |
耐磨耗性 |
● 超微粒子が微細な気孔を充填するために組織が緻密化し、耐磨耗性が向上しますので、工場床や水路など耐磨耗性が必要な構造物に適しています。 |
低温硬化性 |
● 硬化促進剤を添加することにより、5℃以下での施工も可能です。冬季の緊急補修工事などに適しています。 |
優れた作業性 |
● ポリマーセメント特有のベタツキをなくしたため、作業性に優れています。
また、吹付施工も可能にしています。(別途資料参照。詳細は担当者にお問合せ下さい。) |
用 途 |
▶ 早期開放したい床工事等に
▶ 水利構造物や土木構造物等の凍結融解や摩耗による劣化の修復工事等に |
荷 姿 |
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粉袋 25kg防湿袋
樹脂 1kgポリ容器
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F☆☆☆☆ 登録番号 150007 |
F☆☆☆☆ 登録番号 150008 |
配 合 及 び 使 用 量 |
タ イ プ |
MS-1 |
MS-2 |
標 準 塗 厚 |
10mm以上 |
5〜20mm |
荷 姿 ( 配 合 ) |
粉袋 25kg |
粉袋 25kg |
樹脂 1kg |
樹脂 1kg |
水 2.5kg〜3.0kg |
水 2.6kg〜3.1kg |
塗り厚別材料
使用量
(kg/u) |
5mm |
--- |
9.23 |
10mm |
19.24 |
18.46 |
20mm |
38.48 |
36.92 |
30mm |
57.72 |
--- |
50mm |
96.20 |
--- |
練 上 り 量 |
13.51ℓ |
14.08ℓ |
積 算 比 重 |
1.924 |
1.846 |
1m3使用料 |
1,924kg(74セット) |
1,846kg(71セット) |
混 練 時 間 |
※ハンドミキサー(低速) 1分から2分程度 注 ミキサーの種類等により調整して下さい。 |
施 工 方 法 |
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■下地処理 |
下地の浮き・劣化等の撤去を行う。(はつり・サンダーケレン・クラック処理・目地処理など)
また、下地の状況に応じては高圧洗浄機で洗浄する。(12MPa以上を推奨) |
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■接着剤塗布 |
規定配合したERボンド#55を塗布する。 タックの目安 夏 (20℃以上) 5分〜20分 冬 15分〜30分以上 |
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■モルタル塗布 |
ERボンド#55塗布後、タックが出たのを確認し、規定配合した
マイルドスピリットをコテなどを使用し塗布する。
●一度に厚みが付く凹凸部は、予めマイルドスピリットを充填し硬化確認後に塗布して下さい。
●気温30℃以上は硬化遅延剤、5℃以下は硬化促進剤を使用し、場合により練り水を15℃〜25℃程度に調整して下さい。
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■コテ押え |
マイルドスピリット塗布後、タイミングを見計らいコテ押さえを行う。押さえ過ぎに注意して下さい。
(エアーを寄集め膨れの原因になります) |
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■完了 |
施工後は雨水などがあたらないよう養生を行う。 |
施 工 例
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床 工 事 早期開放したい床などに・・・ |
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水利構造物や土木構造物に 低温施工が多い水路などに・・・ |
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使 用 上 の 注 意 |
■ ご使用に際してはSDS(安全データシート)をよく読んで下さい。SDSの入手はご購入先へご依頼下さい。
■ 製品の保管は直射日光や湿気を避けて下さい。
■ MS混和液以外の樹脂は使用しないで下さい。
■ 接着剤にはERボンド#55を使用して下さい。
■ 混練には上水道水又はこれに準じる清水を使用し、洗い水の使用は異常硬化の原因になりますので絶対に
しないで下さい。
■ 材料攪拌の際は、モルタルミキサーやハンドミキサーなどを使用し良く混練して下さい。
■ 混錬にアルミ製の羽根は使用しないで下さい。
■ 混錬に高速ミキサーを使用した場合は、エアの巻き込により強度が低下することがあります。
■ 物性が低下しますので、練水を過剰に加えたり、一度練った材料の練り返しは絶対にしないで下さい。
■ 夏用は4月〜10月、冬用は11月〜3月を目安に製造しています。
■ 高温時や低温時の施工では、硬化遅延剤や硬化促進剤を使用し、場合によっては練り水を冷水や温水にして
使用して下さい。尚、硬化促進剤は強アルカリ性ですので、皮膚や目に付着しないよう適切な保護具を使用し
て下さい。
■ 必要に応じてアンカーピン工法等の補強工法を行って下さい。
■ 低温時は凍害の恐れがありますので、養生シート等で養生を行って下さい。
■ 閉所での使用の場合は、十分な換気を行って下さい。
● 本資料の技術情報は、当社試験・研究に基づいたもので、信頼しうる情報と考えられます。
しかし、記載の諸性能および特性などは、施工条件などにより本資料と異なる結果を生じることが
あります。
● 本資料の記載事項は予告なく変更する場合がありますので、予めご了承下さい。
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