特 長 |
● 【 流動性 】
高性能減水剤を配合し紛体の粒度を調整したことで、高い流動性を実現しました。
● 【 無収縮性 】
混練終了後から強度が発現し始めるまでの間に、僅かに膨張するように設計しております。硬化後は、膨張や
収縮を生じません。そのため、充填後の沈下や収縮がなく、長期に渡って安定した無収縮性が持続します。
● 【 ノンブリージング 】
特殊な混和剤を配合することで、ノンブリージング性を実現させました。ブリージングがないため空隙が残りま
せんので、逆打ちや逆巻き工法でも空隙処理が要りません。
● 【 高強度 】
早期に強度が得られるセメントを配合しているため硬化後の強度発現が早く、ポゾラン物質を配合したことで
長期に渡り高強度が持続します。
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用 途
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種 類 |
荷 姿 |
最 大 粒 子 径 |
適 用 空 隙 |
用 途 |
グラウトU
(一般充填用) |
25kg/袋 |
2.0mm |
10mm〜300mm |
● 土木や建築の一般充填用
● 逆打ちや逆巻きのグラウト用
● 貫通部空隙の充填
● 鉄骨や鉄塔の据付用
● 橋梁や機械、プラントの基礎 |
グラウトT
(細部充填用) |
25kg/袋 |
0.5mm |
3mm〜50mm |
● 土木や建築の細部充填用
● 差し筋固定
● 打設不良による空隙充填用 |
ファインショットマイクロ (微細部充填用) |
3.4kg×6セット/箱 |
0.017mm |
0.2mm〜5mm |
● 土木や建築の微細部充填用 |
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配合及び材料使用量
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種類 |
グラウトU |
グラウトT |
配合 |
紛体 |
25kg |
25kg |
水 |
4.4kg ※
| 4.9kg ※
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練上り量 |
14.29ℓ |
14.29ℓ |
積算比重 |
1.750 |
1.750 |
m3
| 1,750kg(70袋) |
1,750kg(70袋) |
※必要水量は、温度やミキサーの回転数等により若干増減します。 |
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施 工 要 領
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清 掃 |
必要に応じて下記の清掃を行って下さい。
●施工面の汚れを除去
●施工面にこびりついた油は、可能な限り洗浄 |
前準備 |
必要に応じて、型枠を設けて下さい。 |
吸水調整 |
水打ちやERシーラー2.5倍希釈液によるシーラー処理を推奨します。
シーラー処理をした場合、次工程までの養生時間は1時間以上です。 |
混練 |
グラウトをグラウトミキサーやハンドミキサーなどで撹拌します。
1袋以上混練する場合の撹拌時間の目安は、高速ミキサーで2分、最速ミキサーで4分、
1/2袋混練の場合は、高速ミキサーで1分30秒、低速ミキサーで2分です。
(撹拌時間はミキサーの種類、回転数や混練量等により調整して下さ。) |
施 工 |
撹拌したグラウトを流し込やモルタルポンプ等で注入します。
充填、注入は片側から施工して下さい。
充填、注入を始めたら中断せずに最後まで続けて下さい。
撹拌後30分以内に使い切って下さい。外気温25℃以上の場合は、20分以内に使い切って下さい。
急激な乾燥による表面のひび割れ防止のため、露出面は硬化前にコテ押えを行って下さい。 |
養 生 |
硬化後はグラウト露出部を濡れたむしろや布で覆い、急激な水分の蒸発を防ぎ、3日以上養生して下さい。 |
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使用上の注意 |
● ご使用に際してはSDS(安全データシート)をよく読んで下さい。SDSの入手は購入先にご依頼下さい。
● 製品は直射日光、湿気を避けて5℃から35℃で保管して下さい。
● 練り水は、水道水水質同等のものを使用して下さい。
不純物が硬化時間等に影響を与える場合があります。
● 練り水は物性が低下するため、規定量を超えて加えないでいで下さい
● 可使時間は30分です。気温25℃以上の場合では、20分となります。
● 1回の撹拌量は、可使時間以内に充填、注入できる量として下さい。
● 物性が低下するため、一度練った材料の練り返しは絶対にしないで下さい。
● 高温時は硬化遅延剤や、状況により冷水の使用を検討して下さい。
● 低温時は凍害の恐れがありますので、採暖やシート養生を行って下さい。
● 長時間直射日光が当たる場合や強風の場合は、シート養生を行って下さい。
● 目に入った場合は、直ちに水で数分間注意深く洗い、眼科医の診断を受けて下さい。
● 皮膚に付着した場合は、多量の水と石鹸で洗浄し、湿疹や炎症の兆候が見受けられる場合は、医師の治療を
受けて下さい。
● 閉所で使用する場合は、換気を十分に行って下さい。
● 廃棄する場合は、許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託して下さい。
● 型枠を設けて施工し短時間で脱型する場合、型枠脱型後の施工部分が気中に広く接するような部材であると
乾燥による影響を受けやすくなります。
型枠脱型までの養生期間を長く設けたり、急激に水分が蒸発しないような対策を施して下さい。
● 施工条件、下地の状態、施工環境、気候等様々な要因で性能を十分に発揮できない場合がありすので、弊社
営業担当者へご相談下さい。 |