錆転換型防錆剤/エポキシ系防錆剤 >>> アルカードエポ・下地強化剤
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>>> アルカードP防錆ペースト
エレホン・ラストチェンジは、ケレンまたはブラッシングで取りきれない鉄筋などの赤錆も化学反応により、 安定な酸化物に転換し錆の進行を停止させます。
RC構造物の断面修復を行う際の鉄筋等の防錆用途として用いるエポキシ樹脂系錆転換型防錆剤です。
               
特 長
■ 赤錆を安定なマグネタイトに転換
   ラストチェンジを赤錆の上に塗装しますと時間の経過と共に安定なマグネタイトに転換し
   防食被膜層を形成します。
■ 素地調整が簡単
   ラストチェンジは錆が十分に落とせないときでも防食効果を発揮します。サンダーやパワーブラシ
   にてケレンし、赤錆が多少残留した場合でも、防錆性能が発揮されます。
   そのため、鉄筋のケレン処理は第三種ケレンで十分です。

    ※第三種ケレン・・・塗膜は残すが、劣化塗膜や浮き錆を除去し、表面が弱い金属光沢を持って
    いる状態にすること。
■ 塗膜は断面修復剤との密着が良い
   断面修復材エレホン・フィックス等を施工する際の鉄筋爆裂補修用途に最適な材料です。
錆の安定化に関する反応機構
用 途
■ 腐食した鉄骨、鉄塔、鉄柱、橋梁などの鐵鋼構造物全般
荷 姿
16kg缶 4kg缶 2kg缶 255gスプレー缶 1kg缶専用シンナー
施 工 要 領
1 下地処理 ■ ワイヤーブラシ・ウォータブラスト・ディスクサンダー・スクレーパーなどで浮き錆を取り除き、 素地の作業屑、油脂分等はクリーナー等で除去します。
ショットブラスト、サンドブラストの必要はありません。
2 塗布 ■ 2回塗りを行って下さい。
■ 塗布は、ハケ、エアースプレー何れでも可能ですが、1回目は可能な限りハケ塗りで行って下さい。
   ※ 比較的腰の強いハケを使用し、ハケがえしを十分行って下さい。
   ※ 塗装間隔の目安は、2時間です。
3 塗布量 ■ 2回塗りで、340g/uが目安となります。1kgあたり、約2.9uの施工が可能です。
※ 錆びた鉄板面等は粗面であり、且つ錆による塗料の吸収があり一般の場合より 使用量が多くなります。
4 希釈率 ■ 施工場所の状況、器具等の使用環境により不具合の生じた場合は、下表にしたがい希釈してください。 希釈には、ラストチェンジ専用シンナーをご使用下さい。
刷毛・ローラー エアレス エア
5%以内 10%以内 20%以内
 ※ 原液での使用を推奨いたします。希釈は当製品の性能を十分に保証するものではありません。 又、上記以上での希釈は、塗膜厚が得られず防錆効果を著しく減少させます。
5 養生 2時間以上、指触乾燥するまで養生して下さい。

材料使用量
●ラストチェンジの塗布量  1u当たり
標準使用量 規格(kg/缶) 施工面積
0.34kg/u
(ハケ2回塗り)
2.0 5.88
4.0 11.76
16.0 47.06
0.73kg/u
(ラストチェンジスプレー)
※噴射剤を含む
※ 0.255 0.35
●鉄筋への塗布量 1m当たり (D19 ベースサイズ鉄筋施工時20%ロス含む)
0.025kg/m
(ハケ2回塗り)
2.0 80
4.0 160
16.0 640
0.059kg/m
(ラストチェンジスプレー)
※噴射剤を含む
※ 0.255 4.3

使 用 上 の 注 意 事 項
■ ご使用に際してはSDS(安全データシート)をよく読んで下さい。
■ 取り扱い時はマスク(有機ガス用、送気マスク)、手袋等を着用し皮膚に付着しないようにして下さい。
■ 取り扱い、保管場所の周囲は火気厳禁とし、使用中は換気を行って下さい。また、直射日光の当たる場所や 40℃以上の場所に置かないで下さい。特にラストチェンジスプレーは破裂の危険がありますまで、十分注意して下さい。
■ ラストチェンジはよくかき混ぜてから、ラストチェンジスプレーはよく振ってからご使用下さい。
■ 5℃以下では使用しないで下さい。
■ ラストチェンジスプレーの詳細な取り扱いやガス抜きについては本体ラベルをご参照下さい。
■ 亜硝酸リチウム系防錆材が指定の場合は、アルカードアルカードP防錆ペーストをご使用下さい。
■ ラストチェンジ塗装後はフィックス工法等により塗膜を保護して下さい。
■ 皮膚に付着した場合は、直ちに清浄水で洗い落とし、湿疹や炎症の兆候が見受けられる場合は、医師の診断を受けて下さい。
 
コンクリート改質剤使用区分
  アルカードエポ アルカード アルカードKL ラストチェンジ
鉄筋防錆 露出鉄筋 - -
かぶり有り - - -
アルカリ骨材反応抑止 - - -
下地強化 - -
アルカリ回復 - -